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公務員は株で儲けてドヤりたい。

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若手公務員が株式投資や節約の手法、公務員の内情を書いたりするギャグブログ。

公務員の給料は高い?月収、年収をシミュレーションしてみた。

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こんにちは、t村です!

 

 

僕はいつもお金ないお金ない言っていますが、その理由が判明しました。

 

それは僕が公務員だからです。

 

世間では高給取りのイメージがついているのか、給料下げろというバッシングが多くありますが、

 

僕は納得できません。

 

 

 

だって本当は安いから・・・!

 

 

 

身をもって言える。

給料安い・・・!

 

 

 

ただ、上げるべきとまでは思っていません。

現在の仕事内容や楽さに対して、十分見合う給料だからです。

要するに、上げるべきとまではいかないが、下げろというのは納得いかないというお話です。

 

そんなわけで今回は、公務員の安月給の実態について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

1 公務員の分類

 

公務員の給料は、職種等によって大きく変わりますので、どれをもって公務員の給料とするのか?を決める必要があります。

そこで、本題について書く前に、まずは公務員の種類について簡単に説明します。

 

 

公務員には種類がたくさんあり、大きく分けると国家公務員と地方公務員があります。

で、それぞれの中にもまた細かな分類がいくつもあります。

 

国家公務員

 ・国家総合職(旧国家Ⅰ種、いわゆるキャリア)

 ・国家一般職(旧国家Ⅱ種、いわゆるノンキャリ

 ・国家専門職(外務省専門官、国税専門官、労働基準監督官、刑務官など)

 

 ちなみに合コンや街コンで「国家公務員です」という男子がいたら半分弱くらいが一般職です。総合職男子は1割いるかいないか、残りが専門職となっています。

 

地方公務員

 ・広域自治体職員(都道府県庁

 ・基礎自治体職員(区市役所、町村役場)

 ・教員(公立学校)

 ・公安職(警察、消防)

 

公務員内での給与水準の比較

 

この分類はほんの一部ですが、一般的には以下のように給与水準が決まっています。

 

国家公務員

 総合職>専門職>一般職

 

  総合職が高いのは有名ですが、専門職も、専門性が高い職務ということで一般職より高く設定されています。

 

  

 

地方公務員

 公安職>教員>広域自治体基礎自治体

  

  ・公安職は命の危険があるので給料が高めです。

  

  ・教員も業務の特殊性から、役所よりは高めになっています。仕事外でも「教員」でいなければなりませんし、実質常にサービス残業しているみたいなものですよね。

  

  ・基礎自治体広域自治体の比較では、基本的に後者のほうが高いですが、

東京23区や政令指定都市、一部給料の高い市(多摩市や武蔵野市など)はその辺の広域自治体より全然給料がいいです。

 

 

このように、多くの種類がある中で、本記事では最も一般的な

地方公務員(基礎自治体職員)の給料を「公務員の給料」として見ていきます。

 

そして、自治体職員の中でも、一般行政職(いわゆるデスクワークの事務)と技能職(バス運転手や栄養士など)の分類や、院卒、大卒、高卒など学歴での分類などがあり、これらによっても給料は変わるため、これも最も一般的な大卒・一般行政職と仮定します。

 

また、年齢での比較の際は、

22歳(初任給、平職員)と35歳(係長級)と50歳(課長級)で考えたいと思います。

 

ちなみに、男女間での給料の差はありません。

 

 

 

 

2 公務員の給料は民間企業との比較で出している

 

公務員の給料は、人事院や人事委員会が、民間企業の給料水準と同じくらいになるように決定しています。

 

ここで、その比較対象となる「民間企業」とは、企業規模従業員50人以上とされています。

つまり、「ガチの零細企業とかは除いた、ある程度いい会社たち」と比較して同じくらいになるように給与が決められています。

 

こう書くと、

「じゃあやっぱり高給取りじゃねえか」

と思われるかもしれません。

 

しかし、公務員になる人は、

ある程度の大学を出て、さらにやめとけばいいのに公務員試験というしなくてもいい無駄な努力までした上で入庁しています。

普通に就活をすれば少なくとも中堅企業には入れる人たちが多いのです。

 

 

そう考えると、どちらかといえば、もう少し大きい規模の企業と給与水準を合わせるべきとも個人的には思っています。が、

 

とはいえ、ある程度の労働環境の良さ、身分保障の手厚さ、仕事の楽さ、昇給etcを考慮すると、

やはり公務員の給与水準は可もなく不可もないと思います。

 

 

 

 

 

3 公務員の給料ってどのくらいなの?

 

では、実際に公務員の給料がどれくらいなのかについて説明していきます。

 

なお、この記事では、1項のとおり、大卒・一般行政職の基礎自治体職員の給料をみていきます。

 

 

 

ア 公務員の給料は給料表を見ろ

 

例えば区の給料は、国の人事院勧告に準じて、特別区人事委員会が区に勧告をし、

各区が給与条例を改正して決めています。

そして給料は、条例中の給料表というもので決められていて、ネットでも公開されています。これの見方の説明をします。

職員の給与に関する条例

(↑給料表)

給与 荒川区公式ホームページ

 

では、給料表の見方について説明します。

 

a 給料表

 

職種によって適用される給料表が違います。この記事では、「一般行政職」をみていくので、行政職給料表(一)というのをみます。

 

b 級

 

 

給料表の中の分類の一つ。職級ごとの給料を定めています。

1級(1級主事、平職員のこと)、2級(2級主事)、3級(主任主事)、4級(係長)・・・と上がっていき、それに伴い給料も「底上げ」されていきます。

昇進(主任から係長になる等)する場合のみ上がるランクです。

 

 

 

c 号

 

 

給料表の中の分類の一つ。職級内での給料のランクを定めています。

昇進はしないけども昇給する場合、この号が上がっていきます。

基本的に毎年4号ずつ上がり、勤務成績次第では3号だったり5号ということもあります。

 

 

 

d 諸手当

地域手当、管理職手当、扶養手当、通勤手当、住居手当などがあります。

地域手当は地域によって物価水準とかが異なるのでその調整として支給されるものです。

東京23区内の職場だと一番高く、月額給料の20%もらえます。

僻地だと地域手当が少なくなりますが、その分寒冷地手当とかが出るのでトータルで結局同じくらいになります。

 

また、管理職になると管理職手当がでます。これは後述します。

 

その他の手当は簡略化のため今回はカウントしませんが、実際はちゃんと出ます。

 

 

 

イ 地方公務員(区役所職員)の給料は?

 

 

では基礎自治体の例として、東京都の荒川区役所の給料を見ていきましょう。

 

 

 

a 初任給は月額手取り約18.4万円!

 

 

特別区の場合、大卒(新卒)初任給は1級29号からスタート、という風に規則で決められています。

 

 

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初任給、昇格及び昇給等に関する規則

 

Ⅰ類というのは大卒者向けの試験で入った人のことです。

で、1級29号は、給料表で言うと、183,700円になります。

 

 

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職員の給与に関する条例

 

ただし、この183,700円は基本給ですので、これに諸手当(ここでは20%の地域手当のみカウント)を加えます。

 

 

【額面月額】

183,700円  +  183,700円 × 20%  =  220,440円

 

 

これに保険料や所得税が引かれます。

計算については面倒なので、まず額面の年収を出し、

あとは以下のサイトを参考に月額手取りの目安額を算出していきます。

サラリーマンの税金計算してみたブログ

 

 

ボーナスはおおむね4か月ちょっとのところが多いので、今回は4か月で計算しています。

公務員のボーナスについて詳しくは、以下の記事を参照してください。

 

tamura-kabu.hatenablog.jp

 

 

 

【額面年収】

220,440円  × ( 12か月  +  4か月 ) = 3,527,040円

 

 

【手取り年収】

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サラリーマンの税金計算してみたブログ

上の表をみると、350万円の欄がないので、300万と400万の手取り額の平均をとります。

 

すると、手取り年収は約278.5万円とでます。

 

【手取り月額】

278.5万円  ÷  ( 12か月  +  4か月 )    =  約17.4万円

手取りは大体17.4万円くらいになります。

 

ただし、1年目の場合は住民税がかからないため、この額より1万円ちょっと高くなりますので、約18.4万円となります。

 

b 35歳係長の月額手取りは約33万円 !

同じ35歳係長の中でも、何年で係長に至ったかで給料も違います。

22歳で入庁し、毎年4号昇給し、最短で34歳から係長になったと仮定します。

最短何歳で係長になれるかというのは以下のPDFの2ページ目にあります。

http://www.tokyo23city.or.jp/ki/dataroom/29jinji.pdf#search='%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%8C%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%83%BB%E5%8E%9A%E7%94%9F%E4%BA%8B%E5%8B%99%E7%B5%84%E5%90%88%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E8%A1%8C%E6%94%BF%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%BE%E3%81%97'

 

で、係長になって1年経った状態ですね。(入庁12年目)

その場合の基本給は、4級73号(365,800円)が適用されます。

 

【額面月額合計】

365,800円  +   365,800  ×  20%  =  438,960円

 

【額面年収】

438,960円  × ( 12か月  +  4か月 ) = 7,023,360円

 

【手取り年収】

額面年収700万の場合、手取り年収は約531万円になります。

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サラリーマンの税金計算してみたブログ

 

【手取り月額】

531万円  ÷  (12か月  +  4か月)  =  約33万円

 

ただし、この年齢になると結婚していたり子供ができていたりするので、

扶養手当等がついて、実際にはこれよりは多くなるでしょう。

 

 

 

 

c 50歳課長の月額手取りは約44.6万円!

 

 

これも最短で課長になれるのは41歳(入庁20年目)ですので、

50歳というのは、入庁29年目になります。

毎年4号昇給とすると、その時点での基本給は、443,800円です。

この時点で、給料は頭打ちになっています。

上の級(統括課長とか部長とか)にならないと昇給はしなくなるということです。

 

 

ただし、課長以上になるといわゆる管理職手当がもらえます。

以下、根拠規定です。

 

(管理職手当)

第10条 管理又は監督の地位にある職員のうち特に指定するものについては、その特殊性に基づいて、管理職手当を支給する。

2 管理職手当の額は、その者が属する職務の級における最高の号給の給料月額の100分の25を超えない範囲内の額とする。

3 管理職手当の支給を受ける者の範囲、支給額、支給方法その他管理職手当の支給に関し必要な事項は、人事委員会の承認を得て荒川区規則で定める。

 

特別区 職員の管理職手当に関する規則

(範囲及び額)

第2条 管理職手当の支給を受ける者の範囲及び額は、別表に定めるとおりとする。

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課長は6級職になりますので、管理職手当の額は月91,100円となります。

これを踏まえて、給料を計算してみましょう。

 

【額面月額合計】

443,800円 + 91,100円 +  443,800円 ×  20%  =   623,660円

 

【額面年収】

623,660円  × ( 12か月  +  4か月 ) = 9,978,560円

 

 

【手取り年収】

 

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年収990万円の手取りと住民税&所得税はいくら?【2018年版の計算結果】|サラリーマンの税金計算してみたブログより)

 

手取りの年収は714万円くらいとなります。

 

【手取り月額】

714万円  ÷  (12か月  +  4か月)  =  約44.6万円

 

こちらも実際は扶養手当等がつくので多くの場合はもう少し多いでしょう。

 

 

 

 

4 給料安いのは出世欲がないから?

 

前項でみてきた数字は、順調に出世した場合のものです。

 

 

実際には、課長以上になる人はかなり少数で、多くの人は40歳そこそこでようやく係長になり、その後の出世は望みません。(管理職試験を受けない人が多い。)

 

 

理由は様々ですが、競争や責任が増えることを好まなかったり、残業手当が出ないのを避けたりというのが大半です。 

さらに管理職になると、国会や議会対応という企業にはない面倒なイベントも発生します。

こうした条件を考えると、管理職の給料は割に合うものか微妙なところです。

 

 

管理職になる人が少ないということは、多くの人が前項でみてきた事例より少ない給料をもらっているのです。

 

 

また、公務員は何もしなくても出世するというのはずいぶん昔の話であり、

最近では、特別区のように、試験を受けなければ上に上がれないという職場も増えてきています。

 

 

t村は、民間企業に勤めたことはありませんが、定年まで平社員や主任という人はほとんどいないのではないでしょうか?

しかし公務員の世界ではそれがザラにあるのです。

 

 

5  勝ち組にはならないけど負け組にもならない!

 

3項でみてきた数字は残業手当を含めない数字です。

公務員の多くは残業をしないので、余暇を有意義に使うことができます。

そうしたメリットを享受したうえでの数字ということを考えると、2項でも述べた通り、個人的には悪くないものと思っています。

 

 

ど底辺を這いずり回っているような人にとってはめちゃくちゃ高く見えると思いますが、

外資系とかで稼いでる人からすると雑魚でしかないと思います。

 

 

 

見出しに「勝ち組にも負け組にもならない」と書きました。

 

これは某公務員予備校の映像授業で聞いた言葉ですが、非常に的を得ていると思います。

 

民間企業では、役員になれば年収が億を超えることなんて当たり前。上にいけば行くほど、収入は上がっていきます。しかも企業によっては副業もできる。

 

逆に小さい会社や特定の業種だと、仕事は忙しいのに給料が少なすぎてワーキングプアになり、生活が苦しいなんて事例がたくさんあります。

 

 

 

一方公務員だと、例えば国家公務員の中のトップである内閣総理大臣になったとしても、ようやく年収4000万円程度。

どんなに頑張っても年収4000万どまりなんです。

 

しかし、残業を全くしていなくても、上述のような人並みの給料が貰えてしまう。

少ないながらも贅沢しなければ普通の生活が送れます。

しかも職場でチンコ出したりしない限りクビにもなりません。

 

 

 

 

 

6  終わりに

 

いかがでしたか?

世間では高給取りと勘違いしている人もいて、給料下げろという声もよく聞かれます。

 

しかし実態は、大した額を貰っていないどころか、頑張って出世した人に至っては割に合わない給料で頑張っていたりします。

(個人的には忙しくないので、少ない給料なのは仕方ないと思っていますが)

 

普段公務員を叩いている人は、そうした事情も勘案した上で公務員を叩きましょう(^ ^)/